当社グループは、すべてのステークホルダーにとっての価値を創出し、変化に柔軟かつ迅速に対応できる体制を整えたグループ企業となるために、TQM(品質経営)の概念を共有し、TQM活動の柱である次の5つを定義して、実践しています。
当社グループのお客さまおよび社会のニーズを満たす製品・サービスを提供するため、すべての業務を確立し、安全・安心を保証するとともに、新たな価値の創出に向けた開発活動を推進します。
当社グループのすべての業務に対して、できばえを測定する方法・指標を考え、通常とは異なる結果が得られた場合には、迅速に原因究明し、対策を講じて品質の維持向上を図ります。
当社グループは、維持向上活動をさらに改善・革新し、お客さまにとっての新たな価値を創出し、変化する社内外環境に対応するために戦略と目標を持って、取り組むべき課題・問題を明らかにし、達成に向けて遂行します。
当社グループは、日常管理、方針管理を通じて明らかとなったさまざまな課題・問題に対し、小集団チームによる解決と、それを通じた人財育成を図ります。
当社グループは、品質の維持向上、改善・革新を活発にするため、その前提としてTQM活動の柱を理解・意識するとともに、組織が業務に沿った階層別の教育体系を確立し、実践します。
当社グループは、品質経営を推進するため、品質経営における最高責任者である品質統括責任者として事業基盤戦略室管掌執行役員を委員長とする全社品質委員会(年2回の定例会および必要に応じて臨時会を開催)を設置しています。
全社品質委員会では、当社の各機能を全社視点から最適化するための方針や指針の策定および指示を決定しています。
また、品質保証会議では、品質保証レベルの引き上げを目指して、品質不具合の原因や対策の共有、協議、実行の推進などをおこなっています。
当社グループは、国内外の主要拠点において、製造する製品のビジネス要件等にあわせ、ISO9001、IATF16949、ISO13485等の品質マネジメントシステムの認証取得をおこなっています。
当社グループが、お客さまのニーズを満たす製品‧サービスを提供し続けるためには、品質を担保する仕組みである品質マネジメントシステムの取得が重要であると考えています。
今後も認証取得の推進ならびに維持管理をおこなっていきます。
認証 | 事業範囲 | サイト |
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ISO9001 | 日本特殊陶業(株) ・IGNITE カンパニー ・Sensor Beyond カンパニー (株)日特スパークテックWKS セラミックセンサ(株) |
名古屋工場 |
小牧工場 | ||
さつま工場 | ||
伊勢工場 | ||
中津川工場 | ||
東濃工場 | ||
(株)日特スパークテックWKS | 大草工場 | |
さつま電極工場 | ||
IATF16949 | (株)日特スパークテックWKS | 名古屋工場 |
小牧工場 | ||
さつま工場 | ||
二野工場 | ||
大草工場 | ||
セラミックセンサ(株) | 小牧工場 | |
中津川工場 | ||
伊勢工場 |
認証 | 事業範囲 | サイト |
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ISO9001 | 日本特殊陶業(株) ・Niterra Venturesカンパニー ・ビジネスインプリメンテーション本部 |
小牧工場 |
日和機器(株) | 名古屋 | |
NTKセラミック(株) | 小牧工場 | |
可児工場 | ||
飯島工場 | ||
(株)NTKセラテック | 仙台工場 | |
小牧工場 | ||
森村 SOFC テクノロジー(株) | 小牧工場 | |
武並工場 | ||
ISO9001 | 南勢セラミック(株) | 小牧工場 |
ISO13485 | 伊勢工場 | |
ISO13485 | NTKメディカル(株) | 小牧工場 |
認証 | 事業範囲 | サイト |
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ISO9001 | Niterra アジア株式会社 | Thailand |
IATF16949 | ||
ISO9001 | Niterraインドネシア株式会社 | Indonesia |
IATF16949 | ||
IATF16949 | 上海特殊陶業有限公司 | Shanghai |
IATF16949 | 常熟特殊陶業有限会社 | Changshu |
ISO9001 | 友進工業株式会社 | HWASEONG工場 |
IATF16949 | 本社&第1工場 | |
ANSAN第2工場 | ||
SADONG工場 | ||
ISO9001 | Niterraインド株式会社 | India |
IATF16949 | ||
IATF16949 | Niterra南アフリカ株式会社 | South Africa |
ISO9001 | Niterraブラジル有限会社 | Brasil |
IATF16949 | ||
IATF16949 | Niterra North America株式会社 | USA |
IATF16949 | Wells Vehicle Electronics L.P. | USA |
Mexico | ||
ISO9001 | Niterraマレーシア株式会社 | Malaysia |
IATF16949 | ||
ISO9001 | Niterra タイ株式会社 | Thailand |
IATF16949 | ||
ISO9001 | サイアム Niterra株式株式会社 | Thailand |
IATF16949 |
小集団活動の一つとしてQCサークル活動を「NQC活動」(NはNittokuの頭文字)として展開しています。
NQC活動は、身近な問題や課題に応じてチームを編成し、その解決・達成を目指す活動で、有形/無形の経営貢献と同時に人財育成に寄与しています。
社外発表会においても全日本選抜QCサークル大会にて金賞、QCサークル石川馨賞を受賞するなど、活動レベルが向上しています。
また、NQC活動の強化を目指し、双方向のコミュニケーションITツール『NQCステーション』の導入を進めています。活動議事録をシステム化し、状況把握を容易にしました。ポータルサイト機能も備えており、サークルメンバーが活動に役立つ情報や資料をいつでも入手できるようになりました。
従業員の品質能力を向上させ、お客さまや社会のニーズを満たす製品・サービスを創出できる人財を育成するため、「ものづくりは人づくりである」と捉えて品質管理に関するさまざまな教育を実施しています。
エンジニア向けの製品実現の考え方・進め方や品質管理手法の実践スキルを習得する研修をはじめとして、職種や階層に応じた研修を随時開催し、品質の維持向上に必要な知識や実践スキルの継続的なレベルアップを通して、製品全体の品質が向上することを目指しています。
また、お取引先さまに対しても、継続的な品質改善によって安定した高い品質の部材を納入していただけるように、品質や問題解決に関する教育や実践支援をおこなっています。
毎年11月の全国品質月間のみならず、年間を通じて品質活動行事を実施しています。
品質展示会は、従来、各拠点で開催していましたが、新型コロナ対策、利便性等を考慮してWEBによる開催へ見直しました。当社グループの品質に対する考え方や職場のさまざまな品質活動に関する取り組みを共有し、品質意識の維持と向上を図っています。
その他、品質標語の募集や各種行事を通じて全従業員参加型の品質の維持向上活動を推進しています。
ものづくりには、正しい測定が欠かせません。信頼できる測定結果を得るためには、ものづくりに携わる従業員が正しい測定技術を持ち、そのうえで計測機器を正しく管理、使用することが重要です。
そのため、計測管理の重要性を理解して正しい測定技術を持つ人財の育成、計測機器の精度管理、計測管理システムの改善などをおこなっています。
2024年度には、当社 ビジネスサポートカンパニー 品質統括部 計測技術課が、計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度であるJCSS(Japan Calibration Service System)の長さ区分において校正事業者登録を取得しました。
JSCCとは、NITE(製品評価技術基盤機構)が計量法に基づき、特定の校正分野における能力及びISO/IEC 17025の要求事項に適合しているかどうか等を審査し登録する制度です。
今後も測定技術の精度向上と安定化を図ることで、品質保証体制を強化していきます。
適切な時期に必要な知識・技能を身に付けることができるよう、「ものづくり教育訓練場」では「安全、品質、保全、改善」に関した受講者が求めるカリキュラムを準備しています。新入社員に対しては社会性を重んじ、手順を守り品質を重視する人財を育てるために、「規律」を研修の土台として位置付けた配属前教育をおこなっています。
安全教育では労働災害ゼロを念頭に、「行動前の感性力を磨き、危険を考え予知行動できる従業員を育成する」を指針として、訓練を実施しています。バーチャル・リアリティー(VR)も導入し、転落・転倒等の災害について、より臨場感を感じる体感教育も取り入れながら、教育・訓練の内容改善に努めています。
コロナ禍における講義形式としてWEB講義を導入するなど、柔軟に対応しながら価値のある教育提供に取り組んでいます。