Priority Issues (Materiality)

優先的に取り組む課題

優先的に取り組む課題

基本的な考え方

私たちは、持続可能な社会の実現に寄与することで、企業価値を向上していくことを目指しています。
そのためには、社会的課題を的確に捉えたうえで、当社グループとしてESG(環境・社会・ガバナンス)の各分野で優先的に取り組むべき課題(マテリアリティ)を特定し、中長期的な視点で目標を設定して取り組んでいくことが重要だと考えています。

優先的に取り組む課題の特定プロセス

優先的に取り組む課題

優先的に取り組む課題として8つを特定しています。
CSR・サステナビリティ委員会では、その進捗について、サステナビリティ部門より報告を受けて、監視しています。
また、グローバルスタンダードや社会の動向等を勘案し、外部有識者のご意見も参考に、毎年、課題の見直しを実施しており、改訂する場合は取締役会で承認しています。

  優先的に取り組む課題 SDGsへの貢献 主な取り組み内容 目標・アウトプット
(2030年3月期)
2022年度進捗
環境 E 気候変動への対応 CO2排出量の削減 CO2排出量:30%削減 [2018年度比](2030年度) 27.6%削減(21.07万トン)
環境に配慮して設計した製品の提供 環境配慮製品の普及・拡大 貴金属プラグの販売比率:50%以上 43%
全領域空燃⽐センサの販売⽐率:50%以上 39%
社会 S 社会的課題の解決に寄与する技術・製品・事業の開発 燃料電池の開発 CO2フリー水素利用を視野に入れた高効率分散型電源の普及 SOFCセルスタックの量産体制を構築
無鉛圧電材の用途開発 有鉛圧電材からの代替促進 無鉛圧電材の適用先拡大を目指した技術開発を進め、紹介・提案を継続的に実施
センシングIoT事業の開発 自動化、最適化、汎用化などによる事業の効率向上 エビ陸上養殖用の水質管理システムの開発を進行中
カーボンニュートラル・アズ・ア・サービス 合成燃料(メタン)製造システムの構築と導入 CCUソリューションのコンテナ型メタネーションデモ機が完成し、稼働に向けた準備を実施
グローバル人財マネジメント 女性・外国籍・キャリア採用の促進 管理職の女性・外国籍・キャリア採用比率:25%以上 19.9%
新たな人事制度の検討 従業員満足調査の結果向上 満足度 3.33(回答率92.6%)
ガバナンス G コーポレートガバナンス 取締役の女性・外国籍比率の向上 女性・外国籍比率:30%以上 45%(11名中5名)
取締役の社外比率の向上 社外比率:3分の1以上 64%(11名中7名)
リスクマネジメント 重大インシデントの顕在化予兆の管理および未然防止 経営の意思決定に資するリスクマネジメントシステムの構築 優先リスクの対策を推進
コンプライアンス 役員・従業員の意識調査と継続的な教育啓発 コンプライアンス意識調査実施と結果の開示 コンプライアンス意識調査結果に基づく改善策を実施
情報セキュリティ インシデント対応組織の維持・強化および予防体制の構築 情報セキュリティマネジメントシステムの構築 ・タイのグループ会社でTISAX認証を取得
・ITセキュリティ監査を実施
日本特殊陶業株式会社