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働き方改革

生産性向上、自律した人財の育成に向けて、「快適なリモートワーク推進」と「変化に対応するツールでの新しい価値創出」を柱とする『働き方改革宣言』を策定しました。

働き方改革宣言

日特BX 「一人ひとりの志が共生する、熱を帯びた組織」となるために「多様な働き方」を推奨します。

●快適なリモートワークを従業員に推進します
 → リモートワーク率70%以上を目標とした環境を整えます。
●変化に対応したツールを準備し、新しい価値を生み出します
 → そのために、デジタルソリューションへの投資を進めます。

そして、数ある選択肢から、自分にとってのベストをみつけ、「価値を出し続けられる、自律した人財」になってほしい。
Niterraグループは1人ひとりの価値観、志を尊重します。

この中で働き方改革の一環として推進してきたリモートワークは、各職場における業務の見直しと、コロナ禍の感染拡大防止対策も相まって定着をしてきましたが、本年1月からは一定程度(月40%以上)の出社を促すことで、対面でのコミュニケーションを通じ、更なる組織活性化を図り、リモートと出社双方のメリットを最大化する取り組みを始めております。
また、日特BXで示した働き方改革の目指す姿を達成する為、「生産性向上」と「エンゲージメント向上」に向けた施策として、今期は、以下2つを制度化することを目指しております。

  • ①「働く場所」の多様化
    2022年2月には遠隔地勤務のトライアル導入を実施しており、場所に制約される働き方から脱却することで、遠隔地に住む優秀な人財の確保や離職の防止に繋げます。
  • ②「働く時間」の多様化
    勤務時間の選択肢を広げることで仕事とプライベートの調和をとり、自律した人財への成長を促す環境を整えます。

また、従業員の活躍の場を広げることを目的に、2021年10月から副業制度を開始しました。要件を満たし許可を得た場合に利用可能で、新たな人脈の形成、多様な働き方の獲得、⾃⼰成⻑と⾃⼰実現、事業機会の拡大などのポジティブな効果を期待しています。

労働時間の短縮

総労働時間の短縮に向けて、時間外労働の短縮に取り組んでいます。時間外労働の事前計画が判明した時点で、労使で職場状況を確認し、労働時間を目標基準内に収めるよう協議をおこなっています。
また、労使働き方委員会における施策として、水曜日の定時退社、深夜残業や1日5時間超残業の原則禁止をルールとしています。さらに、勤務時間インターバルとして10時間を確保することをルールに加え、守れない場合には労使協議の対象とすることにより、残業の抑止効果を狙っています。
2020年4月からは年間の繁閑に合わせて、月々の所定労働時間を設定できる年変形労働時間制度を導入し、残業の抑制とメリハリのある働き方を可能としました。

労働組合との関係

良い製品・サービスの提供によって広く社会に貢献することは、労使の大きな使命です。労使相互の信頼と協力のもと、それぞれが責任を果たし、より良い職場づくりに努めています。
また、労使のコミュニケーションの場として、事業所単位や全社単位でそれぞれ年3~4回労使懇談会を開催しています。会社の情勢、労働環境の改善など、さまざまな課題について活発な意見交換を行い、労使合意を形成する機会としています。

Niterraグループの労働組合

日本特殊陶業労働組合
加入率
98%
(2023年3月31日時点)

※セラミックセンサ、日特スパークテックWKS、南勢セラミック、NTKメディカル、NTKカッティングツールズ、NTKセラテック(小牧)を含む

両立支援制度と各種研修

仕事と生活を両立しやすくするため、さまざまな制度を設けています。
女性の育児休職取得率は98%を超えており、近年は男性の取得も増えています。
従来、育児や介護を理由としていた短時間勤務制度を見直し、要件を一切問わない制度とすることで、従業員の働き方の選択肢を広げました。
また、フレックスタイム勤務はコア時間を設けず、2022年4月からは時間単位休暇を取得可能になり、よりいっそう柔軟な働き方ができるようになりました。

更に、働きがい、仕事の質の向上を目的に、2022年2月より、遠隔地勤務制度をトライアル導入しております。家庭環境(介護、育児等)により居住地変更が必要または居住地変更が困難な従業員も、勤務地から離れた居住地での勤務が可能となり、男性の育児参画の促進のドライバーになっています。

また、育児と仕事の両立について考えるための「育児戦略セミナー」や、復職者を対象とした「復職者研修」、復職予定者の上司を対象とした「復職者・復職予定者の上司向けセミナー」を開催しています。

休職制度利用者数

各種制度や取り組み

制度など 概要
フレックスタイム勤務制度 1か月の総労働時間の範囲内で、始業や終業の時間を決めることができます
時間単位休暇制度 理由を問わず、1時間単位で休暇(有給)が取得できます。中抜けも可能です
副業制度 弊社業務を「本業」とし、ルールに則り、別の会社に雇用されること、フリーランスで働くことが可能です
リモートワークに関する制度 リモートワーク率70%以上を目標とした環境整備を進めています。2023年1月からは一定程度の出社を促すハイブリッドワークを推奨しています。在宅でのリモートワークの日数に応じてリモートワーク手当が支給されます
配偶者の転勤による退職者の再雇用制度 配偶者の転勤を理由に退職した場合に、再雇用が可能です
不妊治療のための特別無給休暇 不妊治療により通院する場合に特別休暇(無給休暇)を取得することが可能です
妊娠通院のための特別休暇 妊娠12週~23週は4週毎に1日、妊娠24週~35週は2週毎に1日、妊娠36週~は1週毎に1日の特別休暇を取得できます
妊産婦の通勤緩和のための措置 通勤時の混雑が身体の負担になる場合、産業医等の指導があり、本人が申し出た場合に、1時間単位での遅出および早帰りが可能です(1日あたり2時間まで)
妊産婦の業務に関する措置 長時間労働が身体の負担になる場合、産業医等の指導があり、本人が申し出た場合に、1時間単位での遅出および早帰りが可能です(1日あたり2時間まで)
妊産婦の休憩に関する措置 長時間労働が身体の負担になる場合、産業医等の指導があり、本人が申し出た場合に、作業の転換と、時間外労働、深夜労働および休日労働を免除することができます
出産休職 出産予定日の17週前、出産翌日から8週間の休職が可能です。満1歳までの期間で分割して2回取得することもできます
出生時育児休職(通称「産後パパ育休」) 男性および養子縁組等要件を満たした女性において、子の出生後8週間以内に4週間までの休職が可能です。2回に分割して取得することもできます
育児休職 子が生まれてから満1歳の誕生日前日まで休職が可能です
育児休職の期間延長 保育所に入所できない場合や、子の養育を行っている配偶者の死亡・負傷・疾病等により子の養育が困難な場合に、満2歳経過後の4月末まで休職期間を延長することが可能です
託児サービス利用の補助 カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)で、託児施設・保育園・ベビーシッター利用料金への補助を選択することができます。
短時間勤務(育児) 育児を事由に、希望日から子が小学校3年生学年末までの間、労働時間を所定労働時間より2時間短縮することが可能です
短時間勤務(介護) 介護を事由に、希望日から介護終了までの間、労働時間を所定労働時間より2時間短縮することが可能です
短時間勤務(その他) 理由を問わず、希望日から予め設定した日までの間、労働時間を所定労働時間より2時間短縮することが可能です
子の看護、介護休暇制度 小学校3年生の学年末前の子を養育している従業員、また要介護状態にある対象家族(2親等内)を有する従業員は、子の看護、介護が必要な場合に1時間単位の特別休暇(無給)が取得可能です
障がいを持つ従業員を対象とした通院向け特別有給休暇 会社に届けを出している障がい者本人が、検査や診察などの通院で休暇が必要な場合に、月に1度、特別休暇(有給)を取得することが可能です

各種セミナー

育児戦略セミナー

育児休職から復職した後のキャリアを戦略的に考え、準備することを目的としたセミナーです。
当社グループ従業員とそのパートナーで育児休職中の方や育児休職予定の方をはじめ、将来の子育て世代や職場上司など、幅広い世代を受講対象としているのも特徴です。

復職者研修

出産休職・育児休職を経た復職者本人を対象に復職者研修を実施しています。

復職者・復職予定者の上司向けセミナー

育児休職中の部下を持つ上司の方を対象に、両立支援制度の理解の促進と受け入れ体制の準備を目的としたセミナーです。

日本特殊陶業株式会社