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業務事故の撲滅に向けて

2020年度は「階段での踏み外し」「手や頭をぶつけたことによる切創」等の行動系の災害が多く、全社業務上災害発生件数は11件(2019年度:10件)で、全度数率は0.93(2019年度:0.77)でした。休業災害の発生は3件ありましたが、2件は転倒によるものでした。

災害度数率の推移

休業災害度数率の算定に対して、日本品質保証機構(JQA)による第三者検証を受けています。

RA(リスクアセスメント)の取り組み

RAはOHSMS(労働安全衛生マネジメントシステム)の中心的な活動です。各職場にて設備・化学物質・作業から危険源を詳しく調査し、それぞれの危険源の評価をおこない、リスクレベルの高い危険源に対して優先的にハード対策やソフト対策(残留リスク管理)をおこなっています。
また、職場のトップによる作業観察の実施、リスクアセスメント結果の再確認を実施しています。

作業環境の改善

化学物質を取り扱う職場や粉じん、騒音が発生する職場に対しては、法令に基づき作業環境測定を実施しています。第III、第II管理区分となった職場では、第I管理区分となるように改善を進めています。
また、暑熱職場では温湿度の測定、水分・塩分の補給、冷却保護具の支給、経口補水液の配備など、熱中症予防に取り組んでいます。
オフィスでは、照度・温度・湿度を適正に管理し、作業に適した環境を維持しています。冬季には加湿器により風邪の蔓延やインフルエンザの感染予防に努め、新型コロナウイルスについても感染予防に努めています。

教育・訓練・啓発の充実

災害の再発防止だけでなく、未然防止するために、「ひと」「もの」「しくみ」の視点で安全文化の構築を目指し、さまざまな教育訓練活動を実施しています。

階層別研修

入社時、3年目、10年目、職長、係長・管理職を対象に実施しており、国内グループ会社へも順次展開しています。

危険体感機による訓練

挟まれ・巻き込まれなど職場で起こりうる災害を想定した危険体感機で、言葉では伝えにくい「被災する怖さ」を実感することで、どうすれば災害を避けられるかを考える機会としています。35種類の体感機があります。

安全衛生・環境大会

新型コロナウイルスの感染予防のため、Webを活用して開催しました。安全衛生や環境に関する取り組み、事例を紹介し、自分事と捉えて行動する従業員の育成を図っています。

『安全衛生心得』

全従業員に配付し、各職場で読み合わせに活用するなど、従業員一人ひとりの安全行動に繋げています。英語・ポルトガル語等、多言語に対応しています。

安全衛生委員会でのルール遵守活動

安全・安心な人・職場づくりを目指して、ルール遵守活動をおこなっています。特に歩行中の事故を防止するため、「ポ・ケ・手・な・し」を啓発しており、中でも指差呼称の浸透に重点をおいて活動しています。

これらの活動に加えて、職場の管理監督者は安全衛生管理の責任者として、職場パトロールやKYT、ヒヤリハット事例の共有化といった活動にも取り組んでいます。

「ポ・ケ・手・な・し」啓発ポスター
日本特殊陶業株式会社