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環境配慮製品

環境配慮製品>製品のライフサイクルでの環境配慮、製品・サービスの設計・開発における取り組み

製品のライフサイクルでの環境配慮

当社グループは、「すべての製品が地球環境の改善に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献できている」ことを2040年の目指す姿として、環境に配慮して設計した製品の開発・提供に取り組んでいます。そのため、製品ライフサイクル全体において特に環境性能の高い製品を「日特グリーンプロダクツ」に認定し、その拡充を図っています。

製品ライフサイクルと主な取り組み

製品・サービスの設計・開発における取り組み

製品・サービスを新しく生み出したり、より良いものへ改善していくプロセスには、研究、開発、工程設計、包装仕様設計などがあります。
当社グループは、これらのプロセスにおいても、ライフサイクル全体を対象として、CO2を削減できるか、資源の削減や有効利用ができるか、環境負荷物資の含有や使用はないかなどを確認し、環境に著しい影響があると判断される場合には対策をおこなっています。
また、製品・サービスが環境法規制をはじめとする法規制を遵守していることや倫理面での問題がないことも確認していきます。

環境配慮製品認定制度「日特グリーンプロダクツ」

当社グループは環境に配慮して設計した製品の開発・提供に取り組んでおり、その点では全ての製品が環境配慮製品といえます。その中でも、製品ライフサイクル視点で特に環境性能の高い製品を認定する環境配慮製品認定制度を2021年度から設けています。中央環境委員長をトップとする環境配慮製品認定委員会(年2回開催)において、省エネ性、省資源性、環境負荷物質の3つの環境カテゴリで評価し、認定基準を満たす製品を「日特グリーンプロダクツ」に認定しています。
当社グループは、本制度を通して製品のライフサイクル全体の環境配慮を推進するとともに、製品の優れた環境性能を皆さまにお伝えしていきます。

・評価カテゴリ

カテゴリ 評価項目(製品ライフサイクル視点)
省エネ性 エネルギーの削減
省資源性 軽量化、リサイクル原料の使用、長寿命化など
環境負荷物質 環境負荷物質の不使用、使用削減など

・認定基準

次のいずれかを満たすこと。

➢新規開発製品の場合は、製品ライフサイクル全体での環境性能が基準以上であること

➢改善製品の場合は、従来製品に比べて製品ライフサイクル全体での環境性能の向上が基準以上であること

「日特グリーンプロダクツ」認定製品の例

製品 認定理由 関連するSDGs 情報
中心に貴金属(イリジウム合金)を採用したスパークプラグ
  • 省資源性
全領域空燃比センサ 「ZFAS®-U3」
  • 省エネ性
  • 省資源性
  • 環境負荷物質
酸素センサ 「OZAS®-S4」
  • 省エネ性
  • 省資源性
LED用アルミナ高放熱パッケージ(厚Cuめっき仕様)
  • 省資源性
酸素濃縮装置 「O2フレッシュ – 5G」
  • 省エネ性
  • 省資源性
無鉛圧電セラミックス
  • 環境負荷物質
オゾン発生器 「澄風」
  • 省エネ性
  • 省資源性
  • 環境負荷物質
水質管理システム
  • 省資源性
  • 環境負荷物質

当社グループの優先的に取り組む課題の一つである「環境に配慮して設計した製品の提供」では、自動車の燃費向上・排ガスの浄化に寄与するスパークプラグや自動車用酸素センサを環境配慮製品の代表格として、2030年の目標値を設定しています。
また、「社会的課題の解決に寄与する技術・製品・事業の開発」においては、CO2フリー水素の利用を視野に入れた燃料電池の普及、当社が開発した無鉛圧電セラミックスへの代替促進、センシングIoT技術を活用した事業の効率向上を目標として設定しています。
これらは社会的な課題の解決に寄与するとともに、環境性能も高いことから、改めて日特グリーンプロダクツに認定しました。

日本特殊陶業株式会社