当社グループは、世界の各拠点に多くの従業員が在籍しており、従業員一人ひとりの心身の安全と健康を守るために、絶えず取り組みを行うことは当社の責任であると考えています。従業員が心身ともに満たされた状態(Well-being)で働き続けられる職場環境を提供することで、社会に貢献します。
労働災害を撲滅し、快適な職場環境を形成するため、OHSMS(労働安全衛生マネジメントシステム)を構築・運用しており、労働安全衛生方針の下で、カンパニー、本部および国内グループ会社で目標と計画を設定し、総員参加で安全衛生活動に取り組んでいます。
これらの運用状況は毎年の内部監査で確認するとともに、各安全衛生委員会および中央安全衛生委員会でも確認し、安全衛生水準の向上を目指しています。
当社は、2021年度に労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格であるISO45001※1を認証取得しました。今後、国内外のグループ会社でも認証を目指し、国内外のグループ会社を含めたNiterraグループでの安全衛生活動を進めています。
※1 ISO 45001とは、国際標準化機構(ISO)が発行する初の労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格。
2023年度より、「安全衛生」と「健康」のあるべき姿と方向性を達成するために、Niterraグループ共通の目標と、カンパニーやグループ会社毎に独自の目標を設定して取り組んでいます。
項目 | あるべき姿・方向性 |
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安全衛生 |
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健康 |
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Niterraグループ目標 | 指標 |
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不適合の再発件数:0件 |
項目 | 2022年度目標 | 2022年度結果 | 評価 | |
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安全衛生 | 人 | 「ポ・ケ・手・な・し」の推進 | 各職場の状況に合わせて、立哨などで「ポ・ケ・手・な・し」の推進活動を実施しました。 | ○ |
危険源とリスクの周知 | 災害の未然防止活動の中核であるリスクアセスメントを推進し、各職場でリスクレベルⅣ・Ⅲの危険源とリスクを優先的に作業者へ周知を実施しました。 |
○ |
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交通KYTの実施 | 車の運転だけでなく、参加メンバーの交通手段にあった交通KYTを実施しました。 |
○ |
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設備・作業 | 作業手順への指差確認ポイントの設定 | 各職場で、高リスクの箇所に関わる作業において、指差確認ポイントを設定し、安全を確認してから作業に取り掛かる活動を実施しました。 | ○ |
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安全観察による作業者間の作業の違いの確認 | 作業の安全観察を実施し、作業者間での作業方法の違いがないかを確認。作業方法の違いがみられた際は、その原因を調査し作業手順書の見直しを実施しました。 |
○ |
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作業環境 | 第Ⅲ、Ⅱ管理区分の改善と第Ⅰ管理区分の維持 | 作業環境測定の結果から、有害物質や騒音の発生の抑制や、作業者へのばく露量を減らす改善を実施しました。 | ○ |
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健康 | 生活習慣病対策の実施 | 各組織で従業員の健康推進に向けたセミナーの参加や残業時間管理などを実施しました。 | ○ |
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メンタルヘルス対策の実施 | ||||
受動喫煙対策の実施 |
※ 「ポ・ケ・手・な・し」とは、「ポケットに手を入れて歩かない!」、「ケータイを歩きながら使用しない!」、「手すりを持って階段を昇降する!」、「斜め横断(ショートカット)をしない!」、「指差確認の実施ポイントでは必ず行う!」の頭文字をとったもので、歩行中の事故防止と、実作業における「指差確認」の実施により、作業ミスを減らすことを目的に推進しています。